北陸の越前市(武生)に単身状態で赴任していたときに北陸の歴史や観光、ドライブ、それに英国旅行のことなどを書き溜めています。 リタイア後は福岡に転居の予定で、その後は違うテーマでブログを書き始めました。

英国文学の最近のブログ記事

ヘンリー六世

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 昨日からシェークスピアの「ヘンリー六世」を読み始めています。この本は私が持っている白水社uブックスの第一巻になりますが、おおよそ推定される創作年代順になっているようですから、この順序で読むことにしました。

  シェークスピアは、私の好きな英国文学を読むには、たまに参照する必要がある本ではあるが、まともに取り組んで読むものではないというのが、私の考えでし た。ところが、モロワの英国史を読むうちにエピソード満載の本ではありますが、もっと「お話」の部分を知りたいと思うようになったわけです。サー・ウォル ター・スコット(Sir Walter Scott)の小説群を読みたいと思っても、日本ではほとんど出版されていませんので、全巻持っているシェークスピアに手をつけようとおもったわけです。


 岩波の「種の起原」を読み始めていて、原著を読む意味を大いに感じていますが、まだまだ、ジャネット・ブラウンの著書「ダーウィンの『種の起源』」を読み返す場面が多いことも事実です。

 ダーウィニズムという言葉から連想する暗い一面には、社会ダーウィニズムによる先進国による植民地支配の正当化などもありますが、もう一つ人種差別の正当化もあります。

 今日から、岩波文庫の「種の起原」を読み始めることにしましたが、大著でもありホームズを読むようなわけにはいかないことはわかっていますから、もう一度ジャネット・ブラウンの「ダーウィンの『種の起源』」を整理することにします。

 この本の最後に茂木健一郎さんの「ダーウィンを知ることの喜び」という文章がありまして、「それにしても、本書に描かれたダーウィンの人生はなんと魅力 的なことだろう。ダーウィンの自由で、独立独歩の行き方が眩しい。・・・・。」と書かれています。本書をよく読めば書いてあることで、ダーウィンの個性が そうさせたのではなくて、ダーウィンが生まれた国と階級とその時代が背景にあります。この本の後書きに疑似科学との批判がつきまとう茂木さんの文章があるという のは、示唆的というか皮肉ですね

 このところ 「緋色の研究」「四つの署名」「バスカヴィル家の犬」と長編ばかりを読んだせいか、「シャーロック・ホームズの帰還」という短編集でのホームズがとても生気がみなぎっているように感じられます。コナン・ドイルがホームズシリーズ、探偵小説というものを自家薬籠中の物にしたんだろうと思います。


 シャーロック・ホームズの人物像の概要は、第一作「緋色の研究」の冒頭で語られています。退役軍医ワトスンとの出会いは、医師の紹介で病院の科学研究室に所属するホームズと、フラットをシェアする約束をしたことからです。ホームズ病院に所属するのに医師・医学生ではないというのは、種の起源を読み始めた私にはエディンバラ大学医学部を中退したダーウィンを思い起こさせます。

 ダーウィンはウェールズとの国境に近いシュールズベリで少年時代を過ごしましたが、自伝によると、少年時代には兄と一緒に小さな化学実験室を作って、休日にはそこで実験をして楽しんだのだそうです。これは、当時のその階級の少年の典型的なことだったのだそうです。いわば、私たちの少年時代にラジオやステレオなどの電気模型を創るのが流行ったようなものでしょう。

種の起源

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 昨日、ある雑誌を見るために図書館に行きました。そこで手に入れたのが「ダー ウィンの『種の起源』」(ジャネット・ブラウン)たまたま、今はドイルのシャーロック・ホームズシリーズ全編を購入して読んでいるところなので『種の起 源』の出版が1859年、まさにコナン・ドイルの生まれた年ですから、当時の時代の空気を知りたいと思って読んでみる気になっていたのは以前書いた通りで す。

 直接「種の起源」を読むのも手ですが、英国文学のときの経験から「先達はあらまほしきことなり」を強く感じていますので、まずは解説書から手にしたわけです。

時代の空気

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 私はシャーロック・ホームズばかりじゃなかろうと、トーマス・ハーディの「テス」を読み始めたのですが、読むのがいやになってほったらかしにしています。ハー ディーは人嫌いなんですね。実はオースティンの代表作「自負と偏見」のダーシーと「テス」のアレクは非常に似た立場の人です。自身には誇るべき血統はない けども、北部イングランドに興った産業革命による富により、名誉ある家系を手に入れた人の息子です。その地位に相応しい誇りをもつダーシーに対し、いやし い偽善者のアレク。

 シャーロック・ホームズ、全巻注文しました。シャーロック・ホームズ・シリーズというのは下記の9巻で全てです。クリスティーなんかと比べると、少なく感じますが、やはり時代の違いでしょうね。
 当時はワード・プロセッサがあるわけではないので、寡作は当然なのですが、シリーズの開始がちょうどタイプライターが登場した時期と重なるのは、偶然ではないでしょう。これでも当時としては時代の要請に応じた多作の作家だったのではないでしょうか。


 一度に注文した理由は、古本市場に出回っているのは、私が買った「冒険」「思い出」だけだと思われるため、これからもブックオフで入手するのは現実的ではなく、このシリーズを年代順に読んで行くには一括して注文するのがいいだろうと思ったわけです。



トーマス・ハーディの「テス(ダーバヴィル家のテス)」を新潮文庫版で読み始めています。

 思い出してみると、この著作に最初に触れたのは40年も前 のことです。それも、日本語訳ではなくて英文で少し読んだんです。なぜかというと、当時は家内が同じ大学の英米文学科に在籍していて、その英語の授業で取 り上げられていたからです。家内の同級生は「テス」のことをよく知っているみたいで、英会話は得意なものの、英米文学にはまったく疎い家内は、ちょっと劣 等感を持ったみたいでした。そこで、私は言語学のときにそうしたように、ちょっと手伝ってあげたことを覚えています。


お盆の旅行中に立ち寄った古本屋で、新潮文庫の「シャーロック・ホームズの冒険」「シャーロック・ホームズの思い出」を買いました。この短編集はストランドに連載されたもので、連続したものです。

「冒 険」は既に集英社文庫の「傑作集」でほとんど読んでいましたが、「思い出(The Memories of Sherlock Holmes)」は、読んでいませんでした。各編は10分程度で読めるものの集まりなのですが、それぞれ凝ったもので楽しむことができました。


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